終わりの予感

 

小さな机に向かう後ろ姿

鳴り止まない鉛筆の音

 

暗い部屋で申し訳なさそうに

それでも煌々と輝く電気スタンド

伸びた影がベッドでねころぶ私に重なる

 

邪魔してはいけないこと

分かってはいるけれど

そうっと手を伸ばして髪に触れる

 

「ん、どうしたの」

そう呟いて振り向く彼の

やさしいキスがたまらなく好きで

世界の温度が1℃だけあがるような気がする

 

 

大事そうに髪を撫でる手も

哀しそうに抱きしめる細い腕も

目を離したら風吹かれてしまいそうな

その儚い心も

 

どうか、どうか、

わたしだけを愛して

 

 

 

そして私は

そんな私を

殺めてしまうの