なんだか背中がやけに重いと思って、立ち止まってみる。 背負っているのは、リュックサックひとつ。 それ以外は何もない。 昨日も一昨日も背負っていたはずなのに、今日はなんだかいつもと違う。 小さなベンチを見つけて、腰かける。 リュックのチャックを開…
自分を偽ることをおぼえたのは、いつだろう。 人の為と書いて、偽り。 私が私を偽るのは、誰の為なのだろうか。 私ですら結論が出ていないのに、遥か昔から存在する漢字は知っているのだ。 ひとのためだと。 となりの誰かが泣いた。 なぜ泣いたのか、分から…
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